一年がたちました。
- 2017.09.04 Monday
- 16:55
昨夏の水害から一年がたちました。
白樺の葉が黄色く、ミズナラの葉も黄金色に変わってきました。今年は秋の到来が早そうです。
住宅や農地、様々な被害に遭われた皆様の多くが、いまだ復旧の作業が続いているかと存じます。
あらためて心よりお見舞い申し上げます。
また、どんころもたくさんの方々からの応援とご支援をいただきました。
おかげさまで、今夏も無事に終えることが出来そうです。
本当にありがとうございました。
今年の夏のどんころの森の様子をお届けします。
水害後、倒木だらけの河原となったシケレペ沢はボランティアさんたちにも入ってもらって、
ひとかかえもある倒木を切り、運び、やっと人が歩けるようになりました。
春は河原に橋を架け、笹を刈りなおし、戻ってきた魚たちを出迎えることからスタートし、
夏を迎えるころになると、河原に倒れたヤナギやヤチダモはそのままにょきにょきと枝葉を伸ばしはじめ、
足元には小さなどんぐりやカエデがどんどん芽吹き、
倒木の根元に残ったわずかな土からは草花がよみがえっていくのです。
そして、バッタやトンボ、蝶が飛び交い、小魚たちも数センチも育ち、
子どもたちの笑い声が響く森となっていきました。
台風による被害で、改めて自然の猛威を知り、なぎ倒され、土壌を剥がされた森に心を痛めましたが、
その力強い再生力生命力を学ぶこととなった夏でした。
子どもたちの子どもたちがやってくる頃には、再び深い森となっているのでしょうか。
のんびりと森のペースにあわせることが大事なんですね。
あき